音楽のチカラ
無職生活５日目
だんだん心が落ち込んできました。
今朝は、朝目覚めると
これからどうなっていくんだろうっていう不安に押し潰されそうになって
面接には落ち続けているし
妥協はしたくないけど、
もう選んでいる場合ではないのかなって焦りが出てきそうになったり
一人でいることに淋しくなったり
私は何をしているんだろう。って
もう地方の実家に帰った方が良いのかな・・・とか
クヨクヨしているうちに１０時とかになって、
こんな時間まで寝ている自分にがっかりしていました。
まさにナイーブ。マイナス思考炸裂状態でしたが
コロッとケロっと１８０度方向転換できた体験を書きます。
何となしにYouTubeをいじっていたら
"America's Got Talent"ってアメリカのオーディション番組の動画があって
この動画を見て、聴いて、私の心は晴れました。
根本的な状況は何も変わらないけど
気持ちがすごく軽くなりました。
音楽ってすごいな。
私が見たのは、
”Linkin Bridge”ってチーム
強面の黒人４人組。
入れ墨ゴリゴリで最初の挨拶も感じ悪いというか、愛想無くて怖い。
治安の悪い地区で育った幼馴染らしい。
審査員からの「結成してどのくらい？」という質問に
「あー、長いけどずっとではなかった。途中で抜けたりとか。」って。
審査員「・・・。」←ここの間で、いろいろ想像する。
抜けたって、捕まったりとか？ありえそう。。。
「どうしてAGTに出ようと思ったの？」って質問には
「わかんねえけど、隣のヤツの夢だったらしいんだ。」って隣に立ってるでかい人を指さす。その隣のヤツは何にも言わない。感情が読めない。（笑）
でも、次に続く言葉で、何か温かいものを感じる。
「大きな夢があって。だから俺らは一緒さ。」って。
あれ？あれ？実はすごく良いヤツらなんじゃないの？
そして歌いだしたのが
めちゃめちゃ綺麗なハーモニー
しかもアカペラ！
みんな「！！！？！？」状態
「どこか虹の彼方 ずっと上～」
「楽園があるって話を聞いた～♪」
見た目と反して歌詞がカワイイ。
そして声が優しい。
声量はあるのに、すごく優しさが伝わってきてギャップにやられました。
きれいなハモリで
「星に願えばこの空も晴れるのかな」
「雲がシロップみたいに溶けてしまえば また会えるはずさ」
ってところで、もう彼らが大好きになりました。
途中でテンポを変えて
「どこか虹の彼方」
「青い鳥が飛んで向かう場所」
「俺たちも行こう、共に～♪」
ゆっくり歌った最後の歌詞で
「大きな夢があるから、一緒に来た。」って返答していた彼らの状況とリンクして、なんか涙が出ました。
ここまでが一次予選の動画で、
二次予選以降の動画も見ましたが
もう今日の私の水分は全部涙になったんじゃないかってほど涙が止まらない。
二次予選では
彼らの生い立ちを話してるんです。
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銃声
ご近所さんはギャング
白い粉をめぐってのいざこざが絶えず
友人は逮捕や殺人に巻き込まれ
親は刑務所
里親（施設？）のもとでは部屋に閉じ込められ、
ラジオだけがあった
音楽があったから
路上の犠牲にならなかった
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もう自分の悩みがちっぽけすぎて。
準々決勝、準決勝、決勝の動画についても
たくさん書きたいところですが
こんなちっぽけな悩みで
自己嫌悪に陥っていた私なんかが語るのは烏滸がましいので
この記事を読んで、少しでも興味を持ってくれた人がいたら
ぜひ検索して聴いてほしいです。
気持ちが前向きになります。
最初は友の夢のために歌っていた彼らが
家族のため、未来の子供のため、みんなのためにって
決勝では４人の大きな夢になっていて
もうめちゃくちゃかっこいいです。
彼らの声が、こんなに心に響くのは
今この弱りきったタイミングで出会ったからっていうのも大きくて
私がこんな状態になったのは、自分で行動を起こしたからだけど
そのお陰で、こんな気持ちを知ることができた。
”生きるのがつらいときでも「諦めるな」と心は叫んでる。そうだろ？”
一次予選で歌い終わって審査員から高評価をもらい
感極まったメンバーの一人が
涙をこらえながら語った言葉が
私の心に深く刺さった。もう涙が止まらない。
確かに私の心からも”諦めるな”って声が聞こえています。
まだ諦めちゃダメですね。
もう少しだけ、妥協をせずに頑張ってみます。
